自城自作031 外壁工事 その2

11月も 終わりですね。
長崎県諫早市の いいもり自然農園では 先日23日に 初霜が認められました。
朝の冷えが強まると 冬野菜に甘味がのってくる
大根、ニンジン、キャベツに 白菜、美味しい季節になりました。

さて、今月の自城自作は 外壁工事 その2
いよいよ 杉の下見板を 外壁に鎧張りしていきます。
こちらが その下見板 4m材 150枚、幅7寸 × 厚み5分
市場に在庫があるとのことで 現物をみて購入を決定
阿蘇小国産 木目の詰まった 良質な杉材 です。
荒材のカンナ掛けは 大変なので プレナー処理を依頼
原材の厚みは 15mm(5分)ですが、プレナー処理で 14mm になっています。
手カンナで仕上げるので 多少の荒は残ってもよい と 依頼した結果です。
a0336693_17125893.jpg
a0336693_17130217.jpg
a0336693_17130572.jpg

鎧張りの事前準備として
下見板のつなぎ目部分 と 端部の柱に 見切縁を取り付けます。
見切縁は 下見板の木口を隠すための部材、30mm角に 加工します。
木口を雨風に晒したくないので つなぎ目は 高さ方向で 統一
左右側面は 6尺と12尺 間隔で 2列で割り付け
背面は 6尺と9尺、9尺 間隔で 3列で割り付け
4mの材を一人でハンドリングするイメージの中で
見切縁は 事前に取り付ける必要あり と判断しました。
a0336693_17131846.jpg

こんな感じで 釘65mmで 固定
a0336693_17170582.jpg
a0336693_17170771.jpg
a0336693_17171047.jpg

垂直位置は レーザー墨出し器で マーキング
本当に 便利な 相棒 です。
a0336693_17171560.jpg

もうひとつ、最下段の下見板に 傾きを作るため 小割を取り付けます。
下見板の厚みは14mm、傾きが同じになるよう 取り付け位置より 厚みは9mmに決定
幅30mm 見切縁の余材を利用し、手カンナで 厚みを調整
a0336693_17132763.jpg
a0336693_17132398.jpg

こんな感じで 釘32mmで固定
a0336693_17222288.jpg
a0336693_17222992.jpg
a0336693_17223194.jpg
a0336693_17223498.jpg

下見板は 等間隔で 水平にピシッと張りたい
そのために 段毎の取り付け位置を 見切縁にマーキングしていきます。
幅7寸、重ねを1寸として 6寸毎に マーク
a0336693_17253575.jpg
a0336693_17295948.jpg

最下段からスタートし、最上段まで 張っていくと どうなるか
初めての経験なので 細かいところのイメージが 湧きません
練習を兼ねて 左側面12尺の一列 最上段まで 一気に張ってみます。
a0336693_17315517.jpg

最下段に取り付ける一枚、雨の影響を最も受けるため
湿気に強いといわれる 黒っぽい材を選択
表面は 若干の荒 や 機械カンナの跡 が残っているので 手カンナで 仕上げます。
a0336693_16333386.jpg

この機会に 手カンナも極める と意気込み 寸八も購入(鉄心斉芳楽作 彩華)
a0336693_17325898.jpg

端部は 直角にきれいにカットするため
125mm充電式マルノコ(マキタ HS470D)に
丸ノコガイド(タジマ MRG-M9045M)も 新調しました。
この充電式マルノコ、評判通り 使い勝手が すばらしい
重さ、大きさ、バランス、そして コードレス、大変満足 できます。
a0336693_17330436.jpg

張り付け状況です。表側は 木表、手カンナを掛けると ツヤの違いを実感します。
見切縁のマーク位置に水糸を張って、水平を確認しながら 1.5尺間隔で 釘1本留め
できる限り 反りをとりながら 下穴を開けて 釘打ち、両端を仮留めして 中央、他 の順番
反りによる 上下方向 1mmくらいのズレは 許容します。
無理に伸ばしても 釘1本の保持力は弱く 戻されてしまいます。
a0336693_17331534.jpg
a0336693_19232850.jpg
a0336693_19230927.jpg

二段目
a0336693_19260565.jpg
a0336693_19262026.jpg
a0336693_19271192.jpg

釘は ステンリング釘50mm
板の厚み14mm、下の板を挟むので フリーな部分が14mm、
柱への打ち込み深さは 22mm、もう少し長くても いいかなと思いながら
次の長さは 65mmなので これに決定
a0336693_19273572.jpg

下見板の長さは 片方を仮り置きして 現物合わせで カット
大変です。
a0336693_19322306.jpg
a0336693_19363097.jpg

カット前
a0336693_19350033.jpg

カット後
a0336693_19372421.jpg

釘位置は 自作T定規で マーク、下の板を 一緒に打ち付けないよう
万一に備え 下穴を開ける際 ドリルの抵抗変化を意識します。
幅方向 釘1本で 固定する鎧張り
下見板は 天然無垢の杉材、雨や湿気で 膨張し、直射や乾燥で 収縮し反りかえる
釘1本にすることで 四季を通じた 日本の厳しい環境変化に 柔軟に適応しています。
a0336693_19381915.jpg

こちらは 通気口の切欠き部分
a0336693_22022329.jpg

現物合わせで 切欠き位置を確認し カット
a0336693_22012389.jpg
a0336693_22013217.jpg

位置取りが甘いと 微調整に 手間取る
3mmくらいの余裕は 必要です。
a0336693_22013570.jpg

最上段も 屋根の傾斜に合わせて すき間なく 張ります。
a0336693_21263477.jpg
a0336693_21311805.jpg
a0336693_22035585.jpg

不用意な開口部は 後で虫が棲み付く可能性をイメージし
ピースを補うことで 修正、試行錯誤しています。
a0336693_22034942.jpg

見切縁への納まりは いい感じ
a0336693_22052343.jpg
a0336693_22052815.jpg

こうして なんとか 左側面 12尺 一列、小国杉 下見板 の 鎧張り 完了 です。
a0336693_22055465.jpg

一列を仕上げてみて
下見板の表面は 手カンナの仕上げで 目立つ荒はとれるものの、全体に 反り や ゆがみ があり
寸八で 表面をツルツルに仕上げるのは 難しいことを実感します。
槍カンナで仕上げた表面は ツルツルで雨水も弾く といわれると 体験してみたくなります。

次回は この後 いろいろ取り組んだ 試行錯誤の内容を加えながら
引き続き 外壁工事の状況を 紹介していきます。

来月は 師走、月末は 年始挨拶の準備なので 自城自作の紹介は 年明けになります。
どうぞ お楽しみに!



<次の 記事>
自城自作032 外壁工事 その3(予定)
<前の 記事>
自城自作030 外壁工事 その1
<最初 記事>
自城自作001 ブログスタート











[PR]
Commented by ささき at 2018-12-08 12:56 x
久しぶりに拝見しました。創作展・・・いや違った!、そうけんの家造りを見ていると、緻密な準備や心構えに感心します。仕事だけじゃなくて、生きていく上で参考になるわ。
Commented by soken-t at 2018-12-08 22:03
> ささきさん
コメント ありがとうございます。会社時代に 目的を達成しながら 成長できる 基本サイクルを 身体で覚えました。計画し 実行し 記録し 改善する。いわゆる PDCAと いわれる サイクル、PLAN DO CHECK ACTION です。わたしは その中で Cの部分が 肝のような 気がします。人間の技 言葉を使って 計画と実行を記録する。そうすることで 自分も 他人も その結果を評価できる。それらの評価を 次に活かせば 自然と 目的は達成され 自らは成長していく。このサイクルを 地道に回し続ければ 少しずつ 自分の幹が太くなり 次のステップに進めるのでは と考えています。これからも よろしく お願い致します☆
by soken-t | 2018-11-30 22:29 | 自城自作 | Comments(2)