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自城自作017 化粧野地板

淀工事が 完了し 屋根の枠が 完成、屋根工事も 佳境に入ります。
天井となる 化粧野地板 の 作成 と 設置工事 です。
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幅180㎜×厚み15㎜×長さ2m の 野地板 200枚
表面は 荒れており、すべての化粧面に カンナ掛けが 必要です。
掛りをよくするため、数ヶ月前に 購入し 天日干しで 自然乾燥
4mの桟木(幅45㎜×厚み15㎜)を 間に挟み 一枚ごとに 通気層を確保しています。
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カンナ掛けは 電気カンナ を使用します。
事前に行った メンテナンス、刃高調整、写真は 切削幅110㎜の マキタ 1911BSP(替刃式)
ストレートエッジ(MATUI S-KN-40)を ベースに置いて、刃先と ベースが 一致するよう 刃高を調整します。
電気カンナは 回転するカンナ胴に 二枚の刃が 固定されています。この刃が 堅い節にあたると ズレてくる
最大2㎜の深さで 切削可能ですが、深くすればするほど ズレる可能性も 高まるようです。
ズレたまま 使っていると 切削面が斜めになったり、二枚の内 一枚でしか 切削できなかったり、違和感を覚えます。
そうなる前に メンテナンスが必要と 経験しました。
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こんな感じ
ドライバーで 二つの調整ネジを操作します。
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調整に 使用しているドライバー、ベッセル 990 P.2-100
先端磁石が 無いので ドライバー先端が カンナ胴にくっつく 煩わしさから 解放されます。
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こちらは 切削幅82㎜の マキタ KP0800ASP(替刃式)
堅い節には 研磨式の方が 優れている という情報より 研磨式に 交換します。
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交換部品は 下写真の 替刃式 3点 と 研磨式 刃1枚
構造を 比べると 剛性が だいぶ異なる印象を 受けます。
堅い節に 優れる、見て納得の感アリ
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長方形の穴を 刃高調整用の平小ネジ(調整ネジ)のところに セットして
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カンナ刃押え板と一緒に 締め付けボルト 3本で 固定します。
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こんな感じ
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こちらも 刃高を調整します。
注意するポイントは 調整ネジの遊び
三本の締め付けボルトを 締め付けた後 二本の調整ネジを同じ方向に回して 遊びを除去
切削中 刃は 引っ込む方向に 力を受けるので 刃が高くなる方向かと 思います。
ボルト や 調整ネジの操作で 刃が 微妙にズレるので 少しずつ 同じ操作を 繰り返す
結構、大変です。
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さて、事前準備が整ったら、いよいよ 野地板化粧面の カンナ掛け です。
幅180㎜の野地板、110㎜の電気カンナで 左右半分ずつ 削っていきます。
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電気カンナの刃は エッジが 直角なので わずかな切削段差も 目立ちます。
そこで エッジを グラインダーで 面取り(齊藤令介 田園生活の教科書 より)
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いくぶん 軽減されます。
いわれてみると 手カンナ(平鉋)の刃は エッジが 面取りされています。
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両側の切削が終わったところ
それでも 中央の段差が わかる場合が ほとんど です。
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その時は 82㎜の方で 微切削、刃高は コンマ数㎜(こちらの刃も 面取り してます)
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こんな感じにできると 満足
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ただ、化粧面は 木表としたので たいてい中央が凹む方向で 反っています。
木は 中心から外側の方が 細胞が大きく 乾燥時の収縮度が 大きいため です。

これが顕著になると 段差を取るのは 難しくなります。
木裏を 直射日光に当てると 当てた面が 一時的に乾燥し 縮むので 反りが逆になる
やっている内に そんなことにも気がつき 一枚一枚 200枚
結構、大変でした。
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化粧面のカンナ掛けが 終わったら、次は 板を重ねる部分の 相じゃくり加工です。
まず 側面を切削し 面を出します。
板は 90㎜の角材で 挟むと 安定しました。
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小型ミゾキリ(マキタ 3005BA)を使って 裏は 幅3分
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表は 6分 の加工で、3分の目透しが 入るように 加工していきます。
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こうして 200枚の 化粧野地板が 完成しました。
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次は 室内外の仕切り材の作成です。
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平行定規の当て木を 幅広にしたら 安定して切削できました。
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こんな感じで 設置します。
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軒先部分は はめ込めるよう 広小舞を 加工しています。
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化粧野地板の 設置状況 です。
室内側 軒先より 2m材を 6尺(1間)にカットして、4間に 4枚を 均等に 固定していきます。
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固定は 長さ45㎜の ステンリング釘を使用、1.5尺間隔の垂木に 2本留め していきます。
建築途中の雨よる 錆で 化粧面が汚れるのを避けるため ステンレスを選択しました。
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棟側、設置終盤の状況
途中で 最後の板が とても 狭くなることに 気がつき、手前の板幅(棟木の上に乗る)を調整、ことなきを得ています。
少し計画と 違うので 違和感を 覚えました。
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棟側も はめ込めるよう 広小舞を加工してあります。
最後の板は ひとつ前の板を 固定する前に はめ込んでから 順番に固定します。
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次は 室外側、板の長さは 2尺と 短くなります。
死節の混ざる板を こちらに回し できるだけ 不良部を外して カット
外せなかったところは 補修します。
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死節 補修 の 一例、木粉 と 瞬間接着剤 を 使っています。
フローリング業者の方から 教えてもらった方法ですが、仕上がりは 頂いたサンプルと比べ かなり異なる イマイチな 結果
木粉が 荒い感じ、丸ノコの木屑がよろしくなかったのか、まだまだ 勉強不足が 否めません。
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室外側の 設置状況 です。
ここで 室内側6尺モノは 長手方向左右のゆがみが 大きいことに 気がつきました。
室外側は 2尺と短い分 ゆがみが小さく 室内側と比較し 固定位置が 詰まっています。
時 すでに 遅し
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棟側に 進むにつれ ズレが 大きくなり、最後の 幅調整も 計画に近い寸法で 完了
室内側 設置時の 違和感に 納得
まあ、室内外の差 見た目わからないので よし としました。
次回は 垂木に 計画位置のマークが必要 と思います。
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こうして 化粧野地板の設置工事 が 完了
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下から 見上げると こんな感じ
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写真でみると まあまあの出来栄え と思います。

やってみて 思うのは 木目の具合が 良質と感じるモノが 少なかったコト です。
理由は なんだろう と調べてみると 4mにできない材が 2mになるという 業界の常識 に出会う
2m材の単価は かなり安かったのも こうした理由で 適正でした。
天日乾燥 や カンナ掛け の ハンドリングを考慮し 2m材としましたが、次回は 4m材を 購入します。

今回も いろいろ失敗しました。でも、その分 賢くなった 気がします。
最近も いろいろ失敗ばかりです。でも、あまり凹まなくなった 気がします。
自分の考え方 ひとつで みえる世界が 変わってくる。面白いな と思うのです。

さて、次のステップは 設置した化粧野地板の上に 透湿防水シートを張って 二重屋根を仕上げていきます。
次回は 屋根工事完了まで 一気に紹介します。
見どころは 重量30㎏ 長さ7m の 金属屋根 13枚 の 設置工事 でしょうか。
お楽しみに!

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by soken-t | 2017-05-12 17:19 | 自城自作 | Comments(0)

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