2016年 09月 29日
自城自作013 屋根工事 開始
ご無沙汰しております。3ヶ月ぶりの更新
今年の夏は 猛暑、雨が ほとんど 降らず、エアコンなしでの 執筆は 厳しい
いいわけすると こんなところ です。
天気がよかったので 工事は順調に進み、屋根工事から 間柱&筋交い工事が 完了
現在、サッシの選定と施工イメージを固めているところです。
初めてなので 細かいところのイメージが固まらず 行ったり来たり しています。
さて、ブログでは 棟上げ が 終わったので 次は 屋根工事 です。
屋根の構造は 少しこだわったところがあるので 図面で 説明します。
金属鋼板の屋根は 雨仕舞い や 施工性に優れる反面、
熱を伝えやすい、結露、雨音がうるさい という欠点があります。
それを補うため、教科書に習い 二重構造とし
さらに ルーフィングの上に 遮熱シートを張って 金属屋根の熱線を 反射します。
横桟の厚み 1寸が 通気層となっており こもった熱を 自然対流で逃がす 構造 です。
小笠原さん から 現状の二重屋根には ダクトが欲しい とのコメントをいただき
形にしてみました。
大まかな 工事の手順は 化粧垂木、広子舞、淀、化粧野地板、防水透湿シート、垂木
構造用合板、ルーフィング、遮熱シート、横桟、スレート小波 の 順番 です。
他に 図示していないモノ もありますが、順番に 紹介していきます。
今回は 化粧垂木の設置状況を 紹介します。
まず、垂木を置く桁、母屋、棟木に刻んだ 溝 から出た ホゾ先端を 欠き取ります。
これは 角ホゾの部分
こちらは 長ホゾの部分
使用する角材は 45mm×60mm×4m、42本
屋根の縦方向 7m弱に 2本、横方向に 21本 設置します。
材木を並べて 反り具合、成長方向を確認し、マーキングしておきます。
購入材は プレナー処理されており 表面は整っています。
しかし、所々に 機械の接触痕らしき 汚れ が認められます。
化粧垂木と化粧野地板は 室内の天井になり いつも目に触れる ところです。
カンナを掛けて キレイに します。
これは 小型の電気カンナ マキタ KP0800ASP(切削幅 82mm 替刃式)
小さくて 軽く(2.5kg) 扱いやすい です。
刃高を 0.2mmに セットして 4mを 一気に 削ります。
2回で 皮一枚 削れる感じで 汚れは キレイに なりました。
こんな 感じ
プレナー材は 面が出ているので わずかな刃高で 切削可能でした。
化粧面となる 両サイド と 下面 の三面
化粧垂木材 全てのカンナ掛けが 終了しました。
上面は 隠れる面なので 軽くサンダーで 汚れを落とす程度に 留めました。
左右 設置する順番に 並べた状態です。
成長方向と傾き上下を一致、端部が反り上がる面を 上面にしました。
右反りが 大きいのは 右端へ、左反りは 左端へ、 反りの少ないのは 中央部へ 配置
鳥が 翼を広げた状態を イメージしました。
溝に入れると 反りはみえなくなりますが、気持ちの問題です。
化粧垂木の固定は 専用のネジを 使いました。
カナイ の タルキーネジ、垂木厚み 60mmには 115mm を適用します。
100本入りの箱に たる木ネジサポート が 1個 付属しており すぐれもの です。
垂木の真ん中に 下穴なし で 垂直に キレイに 打ち込む ことができます。
こんな 感じ
初めてなので 練習してみました。
ネジが 自立できるぐらいまで 打ち込んだら サポートを外す とあります。
一回目 外すタイミングを 誤り ネジ頭が サポート先端にあたり 破損
二箱購入していたので 事なきを得ましたが 用心したいところです。
あと、上の写真では ネジ頭が 垂木表面より 少し高い です。
実際は 面一まで 打ち込む 必要あります。
でないと 化粧垂木の上に 張る 化粧野地板が 浮いてしまいます。
打ち込むところが 硬い節の部分に当たると 面一まで 打ち込むのは 厳しい です。
無理矢理 やると ネジ切れます。2~3回 やりました。
ちょっと厳しいなと思ったら、無理をせず 下穴をあけるのが 肝要 です。
下穴径は ネジ径の70%が 目安 とのこと
なんだかんだで 化粧垂木の 設置完了 です。
風の影響を 強く受ける 軒先は 2本留め にしました。
風圧力を計算すると 風速70m/s で 50kN
タルキーネジ 1本の 保持力は 1.9kN
全て 1本打ち で 147本になるので 全体の保持力は 279kN
計算上 安全率 5以上 なので 大丈夫となりますが、念のため
通常、垂木の溝は 長手幅の半分に 刻みます。
切妻 屋根だと 頂部で 反対側の垂木と 向かい合わせになるため と思います。
片流れだと その制約ないため 、溝を 幅一杯に施しました。
2本留め可能で 接触面積も高まるので 有効と判断しました。
軒先は 施工後に 切り揃えると ありますが、
手ノコで 真っ直ぐ キレイに 切断する 自信が なく
丸ノコで 同寸法にカットしてから 桁端基準で 取り付けました。
棟側は こんな感じ
最後に 全景
なんとか イメージ通りに 仕上がりました。
とにかく 初めてのコト ばかりなので
困ったことにならぬよう 事前のイメージ施工を 大切にしています。
頭の中で イメージできないまま 先に進まないこと です。
それでも 失敗します。
そのときは 素直に諦めて 反省を 次に活かすと 心します。
成長できたな と喜ぶ、プラス思考
と、いうのは 簡単ですが、実際は なかなか 難しい
今年は 試練の年かと 思うことも しばしば
めんどくさいな と 思うことも 多々あり、気持ちの緩みを 感じています。
ブログの執筆は 過去を振り返り 気合を入れ直す 良い機会 です。
今年も 残すところ 3ヶ月ちょっと となりました。
年末に向け、気を引き締めて 行きたいと思います。
次回は 面戸板の設置状況を 紹介します。
面戸板は 図示していなかった 室内外の仕切り板 です。
遅れを挽回し 早めに紹介できるよう 進めます。
お楽しみに!
<次の 記事>
自城自作014 面戸板の設置
<前の 記事>
自城自作012 棟上げ成る
<最初 記事>
自城自作001 ブログスタート
今年の夏は 猛暑、雨が ほとんど 降らず、エアコンなしでの 執筆は 厳しい
いいわけすると こんなところ です。
天気がよかったので 工事は順調に進み、屋根工事から 間柱&筋交い工事が 完了
現在、サッシの選定と施工イメージを固めているところです。
初めてなので 細かいところのイメージが固まらず 行ったり来たり しています。
さて、ブログでは 棟上げ が 終わったので 次は 屋根工事 です。
屋根の構造は 少しこだわったところがあるので 図面で 説明します。
金属鋼板の屋根は 雨仕舞い や 施工性に優れる反面、
熱を伝えやすい、結露、雨音がうるさい という欠点があります。
それを補うため、教科書に習い 二重構造とし
さらに ルーフィングの上に 遮熱シートを張って 金属屋根の熱線を 反射します。
横桟の厚み 1寸が 通気層となっており こもった熱を 自然対流で逃がす 構造 です。
小笠原さん から 現状の二重屋根には ダクトが欲しい とのコメントをいただき
形にしてみました。
構造用合板、ルーフィング、遮熱シート、横桟、スレート小波 の 順番 です。
他に 図示していないモノ もありますが、順番に 紹介していきます。
今回は 化粧垂木の設置状況を 紹介します。
まず、垂木を置く桁、母屋、棟木に刻んだ 溝 から出た ホゾ先端を 欠き取ります。
これは 角ホゾの部分
屋根の縦方向 7m弱に 2本、横方向に 21本 設置します。
材木を並べて 反り具合、成長方向を確認し、マーキングしておきます。
しかし、所々に 機械の接触痕らしき 汚れ が認められます。
化粧垂木と化粧野地板は 室内の天井になり いつも目に触れる ところです。
カンナを掛けて キレイに します。
小さくて 軽く(2.5kg) 扱いやすい です。
2回で 皮一枚 削れる感じで 汚れは キレイに なりました。
プレナー材は 面が出ているので わずかな刃高で 切削可能でした。
化粧垂木材 全てのカンナ掛けが 終了しました。
上面は 隠れる面なので 軽くサンダーで 汚れを落とす程度に 留めました。
成長方向と傾き上下を一致、端部が反り上がる面を 上面にしました。
右反りが 大きいのは 右端へ、左反りは 左端へ、 反りの少ないのは 中央部へ 配置
鳥が 翼を広げた状態を イメージしました。
溝に入れると 反りはみえなくなりますが、気持ちの問題です。
カナイ の タルキーネジ、垂木厚み 60mmには 115mm を適用します。
垂木の真ん中に 下穴なし で 垂直に キレイに 打ち込む ことができます。
初めてなので 練習してみました。
ネジが 自立できるぐらいまで 打ち込んだら サポートを外す とあります。
一回目 外すタイミングを 誤り ネジ頭が サポート先端にあたり 破損
二箱購入していたので 事なきを得ましたが 用心したいところです。
実際は 面一まで 打ち込む 必要あります。
でないと 化粧垂木の上に 張る 化粧野地板が 浮いてしまいます。
打ち込むところが 硬い節の部分に当たると 面一まで 打ち込むのは 厳しい です。
無理矢理 やると ネジ切れます。2~3回 やりました。
ちょっと厳しいなと思ったら、無理をせず 下穴をあけるのが 肝要 です。
下穴径は ネジ径の70%が 目安 とのこと
なんだかんだで 化粧垂木の 設置完了 です。
風圧力を計算すると 風速70m/s で 50kN
タルキーネジ 1本の 保持力は 1.9kN
全て 1本打ち で 147本になるので 全体の保持力は 279kN
計算上 安全率 5以上 なので 大丈夫となりますが、念のため
通常、垂木の溝は 長手幅の半分に 刻みます。
切妻 屋根だと 頂部で 反対側の垂木と 向かい合わせになるため と思います。
片流れだと その制約ないため 、溝を 幅一杯に施しました。
2本留め可能で 接触面積も高まるので 有効と判断しました。
手ノコで 真っ直ぐ キレイに 切断する 自信が なく
丸ノコで 同寸法にカットしてから 桁端基準で 取り付けました。
なんとか イメージ通りに 仕上がりました。
困ったことにならぬよう 事前のイメージ施工を 大切にしています。
頭の中で イメージできないまま 先に進まないこと です。
それでも 失敗します。
そのときは 素直に諦めて 反省を 次に活かすと 心します。
成長できたな と喜ぶ、プラス思考
と、いうのは 簡単ですが、実際は なかなか 難しい
今年は 試練の年かと 思うことも しばしば
めんどくさいな と 思うことも 多々あり、気持ちの緩みを 感じています。
ブログの執筆は 過去を振り返り 気合を入れ直す 良い機会 です。
今年も 残すところ 3ヶ月ちょっと となりました。
年末に向け、気を引き締めて 行きたいと思います。
次回は 面戸板の設置状況を 紹介します。
面戸板は 図示していなかった 室内外の仕切り板 です。
遅れを挽回し 早めに紹介できるよう 進めます。
お楽しみに!
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自城自作001 ブログスタート
by soken-t
| 2016-09-29 06:55
| 自城自作
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