自城自作010 土台の組み上げ

土台の組み上げのため、玄関柱2本も 刻みます。
玄関柱は 土台を 直角に差し込む 構造のため 同時に 組み上げます。
写真は 玄関柱2本、上部の組み手は 重ねホゾ、梁 と 桁 が 直角に重なります。
木造軸組構法の中で 強度に優れた 折置組 の構造です。
ここにも 不要の面取りが ありました。組んだとき 陰になります。(写真赤丸)
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玄関柱は 完成後に見える面、化粧面の表面仕上げ が必要です。
方法をどうするか。手カンナ、電気カンナ、サンダー
スムーズで 美しく仕上がる 方法は どれだろう
実行あるのみ、まずは 手カンナで トライ します。
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繊維方向に きれいに 決まると こんな具合で 薄く丸まった 切くず が出ます。
ただ、面がでないと 全然削れない、節にあたると ささくれが ひどい
コツをつかむまで まだまだ 時間が必要です。
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手カンナは 小山金属工業の 旭富士、刃は 安来青紙 身幅65mm
台は 本職用白樫 を使い 調整済み とのこと
少々値は 張りますが、思い切って購入(ホームメイキング)
寸八 といわれる 70mmに 憧れましたが、
わたしの手巾 20cm には 大きいので 5mm 落としました。
それでも 使っていると 少し 大きく 重たく 感じます。
まだまだ、未熟の感あり 使っていると ヘトヘト になります。
次回の仕上げは 別の方法に トライ です。
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次に、玄関柱に 打ち込む 込栓 を作ります。
雑木伐木の際、赤い木目の木が 白く光ってみえました。
これを 込栓に使うといいよ という声が 聞こえたのです。
そういう直感が わたしの行動の源 です。
雨ざらしにならぬよう 丁寧に保管、いよいよ 出番 です。
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ナタを使って 繊維方向に沿って 縦に刃をいれます。
棍棒や木槌で ナタの上を叩けば 簡単に割ることができます。
節のないところを 選びます。節があると 簡単にはいきません。
繊維の方向が 複雑だからです。無理しない 大怪我のもと です。
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手カンナで 形を整えていきます。
カタチは 先がだんだん細くなる テーパ 形状 巾5分が 目安 です。
5分の板をクランプで固定し 力の受けところ とします。
削り巾が 狭いので 刃の出シロを 多少取っても 楽に削れます。(0.5mmぐらい)
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こちらの手カンナは トップマンの 萬太郎 60mm
先の 旭富士 より 一回り 小さい 大きさ
数千円と安価ながら わたしの手に しっくりくるので 気に入っています。
刃は SK鋼ですが 台は 白樫、裏金もついてる本格派、丁寧なつくり です。
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さあ、組み上げの準備 が整いました。
基礎ブロックの上に 土台を並べていきます。
アンカーボルトと干渉しないよう 短材で高さを調節します。
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短材の上で 組み上げた ところ です。
組み手のうち、家の角(襟輪小根)、玄関角(小根)
これらは アンカーボルトと 干渉するので 通す前に 組む必要あります。
短材の上は 少々不安定、ひとり作業ですが なんとかなりました。
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次に アンカーボルトの穴を開けます。
穴の位置、現場あわせでいくか、寸法位置で 開けるか、迷いました。
結果、水糸に合わせたブロック端を信用する ことにしました。
ブロック端から アンカーボルト根元中心まで の距離を測り
土台の基準線と対応させて 穴位置を決定
現場あわせ と 寸法位置 の いいとこどり です。
穴は 垂直に開けたいので 角ノミを使用、
刃は15mm、角ノミを外して キリのみ セット します。
寸法位置なので 今後は 事前に開けることもできる と思います。
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全ての穴を開けたら、アンカーボルトを穴に通して 土台を沈めていきます。
始めは 調子よく進みますが、終わりは 肝を冷やしました。
誤差が 集まるようで 穴と ボルトの先端が 離れて入りません。
どうしたものか・・・。
自分を信じて 一発勝負、無理やり穴に入るよう 先っぽを引張ります。
なんとか 収まりました。
結果から 思うに 組んだ際の位置ズレに アンカーボルトの芯ズレも あったかなと
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込栓も イメージ通り 打ち込み 完了です。
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次に 内部の横材を 上から はめ込んで 土台の組み上げ 完了 です。
玄関柱には 仮筋交いを 入れました。
この際、鉄釘を使用しました。雨ざらしです。
鉄釘は 雨にぬれると すぐ さびが出ます。杉は 鉄分と反応し 黒変します。
釘穴の周りが 黒色に変化しました。化粧面なのに 困ります。
最近は ステンレス釘を 使っています。
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土台に橋を渡す横材は 大引 といって 両端が 蟻の凸
上から はめ込む だけなので 簡単 です。
写真は 土間の角、小さい鎌が 4寸鎌 です。
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正面西側角、寝室の区画
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背面西側角、収納スペース
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背面東側角、トイレの区画
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なかなか 上手く いきました。

わたしが みる立場なら 失敗は 無かったの と思います。
ありました。面白いものを お見せします。
蟻の 凹部 を 左右反対に 刻んでしまい 修復しました。
刻みの思い出として 土台に残そうと 思いました。
ところが 組んでみて ビックリ
長さが 5分足りない
素直に あきらめて 刻み直しました。
後から思うと 土台の刻みも 終盤のころです。
焦りとか 油断とか そういう精神状態が ピークのころ だったなと
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せっかく作っているんだから 刻み直すのがいいよ
そんな声が 聞こえたのです。
何か見えないモノに 導かれている そう感じた瞬間です。
この経験をしてから、だいぶ 穏やかに 振舞えるように なりました。
ひとつの成長 を感じます。

最後に もう一度 正面西側からの全景です。
今後の定点観測は こちらから いきます。(後がなく 写らなくなる)
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次回は 少し寄り道します。
どうぞ よろしく お願い致します。



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by soken-t | 2016-01-28 20:02 | 自城自作 | Comments(0)