2017年 03月 24日
自城自作016 火打ち梁
久しぶりの 自城自作、今回は 火打ち梁 の 施工状況 を 紹介します。
これが 火打ち梁 です。梁と桁にかかる 水平方向の力を分散し 変形を防止します。
梁の上に 桁を乗せる 折置き組の構造に対応し 梁と桁の中間高さに バランス良く 配置されます。
端部に 耳がついており、一人でも楽に 施工できる
さらに 梁と桁に 刻みを入れて 水平力を 材で受ける 強固な構造
教科書の著者(小笠原 昌憲)オリジナルデザイン、洗練されています。
設置箇所は 全部で 6ヶ所
施工時 下屋は 未だ なので、主屋 4ヶ所に 設置します。
固定は 鉛直方向 ビス3本 と 水平方向 コーチボルト1本 です。
こちらは 梁との固定部、上から 差し込む構造
こちらは 桁との固定部、下から 差し込む構造
使用したビスは Φ6㎜×L80㎜(ワカイ Xポイントビス)
見える部分なので 釘ではなく 耐食性に優れた ビスを選択
3㎜のテーパー錐で 下穴をあけ 木割れ や 節トラブル を防止
軒側は 垂木と干渉を避けるため L型アダプター(ANEX AKL-571)を使用
この部分 です。
コーチボルトは Φ9㎜×L150㎜、近くのホームセンターには 売ってませんでした。
角ワッシャー M10×D28㎜×t1.6㎜ と一緒に モノタロウで 購入、便利な時代 です。
こちらも 下穴(7割径が目安)をあけて 確実な施工を 意識します。
ロングのテーパー錐2種類(Φ6㎜ & Φ4㎜ スターエム)と ショート Φ2㎜ を使用
狙い通りに 開けたいので 小さい径から 順番に使って 大きくしていきます。
自分の施工技術を考えて 上手く施工するには どうすれば いいか 常に イメージしています。
こんな道具があったらいいなと イメージが湧いたら ネットで調べてみる 大抵 みつかります。
まあまあ の 仕上がり
ボルトサイズは 17㎜(二面幅)
口の部分が 荒れているのは 最後の締め込みで メガネレンチが 当たりました。
ボルトの頭が 飛んだら困ると インパクトモードを避け ネジモードで実施した後、メガネレンチで 手締め
ネジモードは トルクが弱く 締め残しが かなり有り 大変でした。
あとで 調べると コーチボルトは インパクトドライバーで 締め込む とのこと
オイルパンのアルミ製ドレンボルト ではないので そこまで 気を遣う 必要ありませんでした。
少し戻って こちらは 火打ち梁の刻みが 完了したところ です。
左勝手 と 右勝手 がある 鏡像の関係、誤らないよう 意識したのですが…
長さを 誤りました。土台の部分で 設置位置を確認すると 束と干渉することが 判明
耳の部分をカットして 対応できなくもないのですが、
梁に刻む 受けの部分や コーチボルトの穴が ホゾ穴断面の欠損を増やすのは いただけません。
失敗の原因は 事前に 詳細図面を作成しなかったこと です。
反省し きちんと作成し 長さを 再検討
梁の加工部が 断面欠損を増やさぬよう、ホゾ穴端部より 1寸ずらして 36寸としました。
火打ち梁、長さは 40~60寸 推奨とあるも 止む無し
という 今回も 失敗を経て 再度の刻み
電気カンナ(巾110㎜)で フィニッシュ
こうして 火打ち工事 完了 です。
なんとか 上手く いきました。
この工事は 広小舞から 淀工事に移る前に 実施したので 前回より 少し時間が 戻っています。
実際の時は 昨年(2016年)の2月、もう 一年過ぎています。
少し 紹介のペースを 早めなければ と思う 今日この頃 なのですが…
次回は 屋根工事に戻って 化粧野地板の施工状況を 紹介します。
お楽しみに!
<次の 記事>
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自城自作015 広子舞 と 淀
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自城自作001 ブログスタート
これが 火打ち梁 です。梁と桁にかかる 水平方向の力を分散し 変形を防止します。
梁の上に 桁を乗せる 折置き組の構造に対応し 梁と桁の中間高さに バランス良く 配置されます。
端部に 耳がついており、一人でも楽に 施工できる
さらに 梁と桁に 刻みを入れて 水平力を 材で受ける 強固な構造
教科書の著者(小笠原 昌憲)オリジナルデザイン、洗練されています。
設置箇所は 全部で 6ヶ所
施工時 下屋は 未だ なので、主屋 4ヶ所に 設置します。
固定は 鉛直方向 ビス3本 と 水平方向 コーチボルト1本 です。
こちらは 梁との固定部、上から 差し込む構造
こちらは 桁との固定部、下から 差し込む構造
使用したビスは Φ6㎜×L80㎜(ワカイ Xポイントビス)
見える部分なので 釘ではなく 耐食性に優れた ビスを選択
3㎜のテーパー錐で 下穴をあけ 木割れ や 節トラブル を防止
軒側は 垂木と干渉を避けるため L型アダプター(ANEX AKL-571)を使用
この部分 です。
コーチボルトは Φ9㎜×L150㎜、近くのホームセンターには 売ってませんでした。
角ワッシャー M10×D28㎜×t1.6㎜ と一緒に モノタロウで 購入、便利な時代 です。
こちらも 下穴(7割径が目安)をあけて 確実な施工を 意識します。
ロングのテーパー錐2種類(Φ6㎜ & Φ4㎜ スターエム)と ショート Φ2㎜ を使用
狙い通りに 開けたいので 小さい径から 順番に使って 大きくしていきます。
自分の施工技術を考えて 上手く施工するには どうすれば いいか 常に イメージしています。
こんな道具があったらいいなと イメージが湧いたら ネットで調べてみる 大抵 みつかります。
まあまあ の 仕上がり
ボルトサイズは 17㎜(二面幅)
口の部分が 荒れているのは 最後の締め込みで メガネレンチが 当たりました。
ボルトの頭が 飛んだら困ると インパクトモードを避け ネジモードで実施した後、メガネレンチで 手締め
ネジモードは トルクが弱く 締め残しが かなり有り 大変でした。
あとで 調べると コーチボルトは インパクトドライバーで 締め込む とのこと
オイルパンのアルミ製ドレンボルト ではないので そこまで 気を遣う 必要ありませんでした。
少し戻って こちらは 火打ち梁の刻みが 完了したところ です。
左勝手 と 右勝手 がある 鏡像の関係、誤らないよう 意識したのですが…
長さを 誤りました。土台の部分で 設置位置を確認すると 束と干渉することが 判明
耳の部分をカットして 対応できなくもないのですが、
梁に刻む 受けの部分や コーチボルトの穴が ホゾ穴断面の欠損を増やすのは いただけません。
失敗の原因は 事前に 詳細図面を作成しなかったこと です。
反省し きちんと作成し 長さを 再検討
梁の加工部が 断面欠損を増やさぬよう、ホゾ穴端部より 1寸ずらして 36寸としました。
火打ち梁、長さは 40~60寸 推奨とあるも 止む無し
という 今回も 失敗を経て 再度の刻み
電気カンナ(巾110㎜)で フィニッシュ
こうして 火打ち工事 完了 です。
なんとか 上手く いきました。
この工事は 広小舞から 淀工事に移る前に 実施したので 前回より 少し時間が 戻っています。
実際の時は 昨年(2016年)の2月、もう 一年過ぎています。
少し 紹介のペースを 早めなければ と思う 今日この頃 なのですが…
次回は 屋根工事に戻って 化粧野地板の施工状況を 紹介します。
お楽しみに!
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by soken-t
| 2017-03-24 21:39
| 自城自作
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