思考整理005 野菜の価格

いいもり自然農園 の 野菜パック、無肥料無農薬で 育てた 健康で力強い 自然野菜
ヤフオクを利用した 販売実験に トライ してみました。

商品画像は これ

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商品説明は こんな感じ

いいもり自然農園 の 新鮮な 野菜パック です。
100サイズ ダンボールに 旬の野菜を詰め合わせて 送ります。
重量は 5~7kg に なります。
通常単価は 100g 300円、15000~21000円 の商品 となります。
今回は お試し価格で 提供いたします。

写真は 12月末に 販売したモノ
白菜、ブロッコリー、大根、ニンジン、サツマイモ、ゴボウ を 詰め合わせています。

無肥料無農薬、清涼な山水の流れる 中山間地で 栽培しております。
牛糞や鶏糞を 使わないため、土の香りも良く 皮付き で 食べられます。

いまの時期の おすすめは 野菜鍋
全ての野菜を 軽く洗い ブツ切り、ザク切り で 豚肉 や 鶏肉 と 煮込めば 滋養の効いた 深いコクが 得られます。
それぞれの野菜は 独特の旨みを持っています。混ざり合うと 仲良く 調和して 美しいハーモニー を奏でます。
家族の集まる 週末に合わせて 配送することも可能です。

ブログに 農園紹介が ございます。
ご参考いただけば 幸いです。
http://sokenblg.exblog.jp/23458408/


実験結果を 示します。
1月8日~1月11日 3日間の出品で アクセス総数は 76件
1日に 25人の お客様の 目に触れる、1ヶ月なら 760人 すごいコト です。
でも、ウォッチリストへの登録は ゼロ、落札なし で お流れ です。

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一番の原因は 価格 かと
ワンパック 一万円(送料別)
お試しパックとして 定価の 3~5割引き です。
販売単価 100g 300円は 高いのでしょうか
夫婦の年間作業時間1500hr で 得られた作物が 500kg というのが 一昨年の実績
全て さばけたとして 150万円
時給 1000円 です。
わたしの会社員時代、時給は 5000円(退職時)でした。
年間2000時間働いて 年収1000万円 の計算
心を込めて 仕事 をする
わたしの 心意気 は 当時と全く変わりません。
販売単価は 決して 高いとは 思えません。

次のグラフは 新聞に掲載される 野菜の卸価格を 100g単価で 整理したモノ です。
季節 や 天候 による 変動は ありますが、平均は 36円(大根 と 生シイタケ 除く)
卸し から 小売 までの 中間マージンを 30% と仮定しても 50円
野菜の小売価格は いいもり自然農園の 1/6の 安さ です。
野菜の価格が 安すぎる(生シイタケが 近いところにあるのは ちょっと救われる)
ゆっくりと丁寧に 心を込めて 野菜をつくる
野菜の価格破壊が これを 遠ざけている と感じます。

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野菜の価格破壊、エンゲル係数の考え方にも 問題ありそうです。
食料支出/消費支出(%)で計算される エンゲル係数 は その値が 高いほど 生活水準は低い とされています。
食費に 適切なお金を掛けることが 貧しいことのようにいわれる 世の中
このことが 野菜の価格破壊に 拍車をかけた ように感じます。
下のグラフは エンゲル係数 と 農家世帯数の 相関 です。


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昭和25年から始まった 高度経済成長 の中で エンゲル係数は 毎年 どんどん 低下していきます。
それに伴って 農家世帯数は 急速に 減少していきます。
野菜の価格破壊で 農家に お金が回らなくなった 結果かと
近年の 20%前半では もはや 農家世帯数を 維持することは 困難、相関から逸脱して 減り続けているようにも みえます。
自国の 健康な食べ物をつくる人たちを 滅ぼして、自分で 自分の首をしめている
そんな 気が するのです。

前回の思考整理で 食に対する わたしの問題意識を 紹介しました。
ガン、うつ、知的障害、食に起因する さまざまな 健康問題が クローズアップされています。
明確な 解決策が 示されていない 昨今、健康問題は これから 益々大きくなっていくと 感じます。
食に対する投資を おざなりにした結果、当然といえば 当然の結果かと
では どうすれば いいのか

先ほどの グラフに 答えが あります。
過ぎたるは 及ばざるがごとし 日本人の エンゲル係数には 適正値が 存在する
その値は 30~40%、そうすれば 農家世帯数は 500~700万戸まで 回復できます。
高度経済成長を支えた 屈強な日本人を 生み出していた時代 と同等です。
街の どこにも 八百屋さんがあって 新鮮な野菜が 沢山売っていた時代 です。

You are What you eat.
わたしたちの意識改革で エンゲル係数を 30%台に戻せれば 健康問題を 解決できる
わたしは そう 思います。

とても 簡単な ことなのです。
現在の経済規模は 変わりません。お金の流れを 変えるだけ
具体的な方法を 示してみます。

わたしの家計 年間支出は 200万円
家族3人で 自然野菜を 年間500kg 生産消費しながら、月一回の 外食、年二回の 旅行、軽自動車 二台保有
医療費が ほとんどかからない 健康で 豊かな生活を 営んでいます。

国内の一般家計を 二人以上の世帯(全国56百万世帯 の 92%)と 仮定します。
総務省統計局の公開データ(2015年)から 一般家計の年間支出を みてみます。

一般家計は 年間345万円を 消費支出しています。
わたしの家計より 145万円もの 余裕が あります。
月一回 野菜パック を購入すると かかる費用は 15万円
そんなに 難しいことでは なさそうです。

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一般家計の内訳を わたしの家計と 比較してみます。
交通・通信 48-20=28万円
光熱・水道 28-16=12万円 の 差 があります。
わたしの家計からみれば 40万円 の 余裕
一般家計でも 節約すれば 15万円くらい 食料に回すことは できそうです。

現状で 一般家計の 生鮮野菜の購入量は 173kg
わたしの家計 500kg と比べると ずいぶん 少ない です。
健康を得るため 自然野菜を もっと体内に 取り入れてほしい
月一回の野菜パック6kg として 年間72kg
これを 加えると 245kg、まだ 半分にも 満たない

他に 手は ないのか
さらに 内訳をみると 菓子、調理食品、外食 の 合計支出は 31万円も あります。
ここの 支出から 半分の 15万円が 転換できると
野菜パックの購入が 月二回となり 年間144kg
ここまでくれば 生鮮野菜は 317kg いい感じ になってきます。

しかも 自然野菜の市場規模は 15兆円 まで 拡大します。(50百万世帯×30万円)
すると 348万世帯の 自然野菜農家 が 生活できるようになる(一般家計 年収430万円換算、税・社会保障支出20%仮定)
現状 国内農家は 215万世帯(2015年)
合計すれば 国内農家は 563万世帯 まで 回復します。
このときの エンゲル係数は 29~34%、(食料86万円+食料転換分15~30万円)/345万円
先ほどの 相関グラフに プロットすると それなりに 一致するのが わかります。
ここまでくれば 健康問題は 自然と解決していく
いかがですか
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ここで 重要なポイントは 気付いて行動を始めた人たちから 健康は 回復できるという点 です。
皆がやらねば 効果が得られない というわけではない
人間は 直感という 鋭いセンサーを 生まれながら 身につけています。
周りに流されず 直感を信じて 違和感を覚えるモノを 遠ざける必要を 感じます。

わたしは 若い人たちに 元気がないことを 本気で 心配しています。
ぜんぜん 楽しそうに みえない とても 苦しそうに みえる
このままでは 日本の未来に 申し訳が立たない
行動せずには いられないのです。

・・・といった内容で かみさんのレビューを受けたら
主婦の間では 「ウチは エンゲル係数が 高い」と 皆 いっている
それなのに もっと高くしろは 受け入れ難い とのこと
確かに 棒グラフの中で 食料は かなり目立っている・・・

そこで わたしの家計に 見えないお金の循環を 加えてみました。
500kg の 自給食料 の 見える化 150万円(いいもり自然農園 販売単価換算)
すると エンゲル係数は 55%に 跳ね上がります。
相関グラフでみれば 昭和20年代、農家世帯数が 飽和点にあった頃の 生活です。
面白いのは 年間支出が 一般家計と 同じレベルになる ところ
健康を得るには とても お金が 掛かるのだ と実感です。

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いかがですか
貿易黒字は ゆるされない時代 です。
資源のない国が 自国の経済を安定させる 自然な方向なのだろう とも感じます。


わたしは きめ細やかで やさしくて 思いやりのある 日本人が 大好きです。
とても 頭の良い 民族だと 思います。
戦後70年、そろそろ 自信を取り戻し 自らの意志で 動く時がきた と感じています。


面白く楽しい世界は どうやって つくれば いいのか
自らの人生をつかって 実験し 確認する、そう 覚悟を決めて 活動しています。
これからも 実験を続けていきます。
どうぞ よろしく お願い致します。




Commented by 竹永 芳 at 2017-01-27 09:20 x
初めまして  諫早に住んでいます  
興味深く読ませていただいています
考え方、実行力、奥様の力強い後押し、素晴らしいですね
お野菜を是非味見してみたいです
一月始めの販売はもう終わっているようですが購入方法を教えてください

Commented by soken-t at 2017-01-27 17:42
> 竹永 芳さん
コメント ありがとうございます。
野菜の販売は 非公開コメントで メールアドレス もしくは フェイスブックのメッセージに ご連絡いただければ 対応できると 思います。よろしく お願い致します。
Commented at 2017-01-28 09:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ひろりん at 2019-01-19 06:15 x
はじめまして。
長崎市のマンションに住んでいるのですが、本記事と似た商品である『野菜セット』のビラが定期的にポストインされてます。『はたちょく九州』というところです。そして、マンション内で複数軒の方が、そのサービスを利用しているようです。
顧客をマンション等の集合住宅に絞れば、配達も一箇所で複数軒まとめて配達できますし、配達時に不在でも、玄関先に野菜セットを入れた発泡スチロールを置いておけばよいので、再配達も抑えられそうです。また、配達のついでにビラをポストインすれば新規顧客開拓にもつながりそうです。
もしご参考になれば幸いです。
これだけ愛情をこめて作られていますので、相応の価値を感じて下さる方は必ずいらっしゃると思います。

http://hatachoku.co.jp/
Commented by soken-t at 2019-01-21 13:37
> ひろりんさん
貴重な情報 ありがとうございます。価値のわかる方々と つながっていければと 考えております。どうぞ よろしく お願い致します。
by soken-t | 2017-01-27 06:46 | 思考整理 | Comments(5)

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